こんにちは、かぴ男です。パイロット10年やってました。
「飛行機は換気を十分しているから安全です!」と言う、航空会社。ほんとうに信じていいのでしょうか?もし、コロナになってしまったら、命の危険に直面し、子供の学校は出席停止になり、あなたの生活は一変します。
実際、最近になって、機内感染がニュースになっています。
はたして、あなたは、本当に飛行機に乗って、平気なのだろうか。
本記事では、パイロット目線から、機内のコロナ感染について、真実を大暴露しちゃいます。あなただけに。この記事を読めば、あなたは、コロナ渦、もう飛行機には乗りたくなくなるでしょう。
本当に機内感染のリスクは、ないのか?
結論から言います。
機内の空気は3分で入れ替わるが、感染リスクは低くない
というのが、僕の考えです。ちょっと、抽象的でわかりづらいですよね。ごめんなさい(汗)
簡単に言うと、機内の感染リスクは、映画館よりも低いければ、屋外の公園よりは高い。ということ。
なぜ航空会社は、「機内は安全!」と言うのか
理由は、
機内の空気は、2、3分で全て入れ替わり、安全だと主張して、お客さまに搭乗してほしいから。
ここで、2つの疑問が浮かびます。
1、機内の空気は、本当に2、3分で全て入れ替わるのか。
2、機内の空気が、2、3分で全て入れ変われば、本当に感染しないのか。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
機内の空気は、本当に2、3分で全て入れ替わるのか。
結論から言うと、
すべての飛行機は、3分以内に機内の空気が入れ替わります。
ちょっとだけ難しい話をしますが、おばちゃんにもわかるように、解説します!
理由は、耐空性審査要領の4-8-1換気系統に、「乗組員が任務を遂行できるように、十分な量(乗組員一人当たり毎分283l(10ft^3)以上)の新鮮な空気を供給して換気しなければならない」と定めらています。上記の供給量を元に、機内体積と計算すると、約3分となるのです。
耐空性審査要領とは、国土交通省航空局から発行している、”飛行機の設計書”みたいなもの。どの飛行機も、耐空性審査要領を元に、最低限の性能、装備品などが、定められています。
最低限の性能、装備品が定まっていないと、どうなってしまうのか?
飛行機ごとに、酸素マスクの数が違ったり、非常脱出口の数が十分でなかったり、片方のエンジン故障したら墜落してしまう恐れがあります。どの飛行機にも、安全性を担保するために、この耐空性審査要領で基準を満たし、安全に飛行機は飛んでいるのです。
つまり、耐空性審査要領で、空気の最低供給量が決まっているので、どの飛行機も3分以内で入れ替わるのです。
機内の空気が、2、3分で全て入れ変われば、本当に感染しないのか。
まずは、以下の動画見てください。たったの15秒です。
これは、リクライニングを倒さず、マスクをして、咳をした時の飛沫の広がり。この飛沫がどれだけ感染率があるのは、医師でないのでわかりません。
しかし、咳をした人のまわりの10人くらいは、飛沫まみれになっていることがわかります。飛沫に少し触れただけで、100%感染するとは言い難いですが、100%感染しないとも言えません。
以上のことを踏まえ、
「機内の空気は3分で入れ替わるが、感染リスクは低くない」と言うのが、僕の意見です。
まとめ
コロナ渦で大変な航空業界。お客様に飛行機に乗ってほしいと心底思っています。できれば、お客さまも飛行機に乗って旅行したいです。でも、感染リスクの安全性を考えると僕は、おすすめしません。もちろん、家族の不幸や仕事で、行かざるおえない時は、行きべきです。
しかし、行かなくてもいいことは、行きべきではありません。子供や奥さま、家族がいる人は尚更です。飛行機乗らなくても、旅行は行けます。代替手段を考えてはいかがですか?ぶっちゃけ、旅行なんて行く場所が重要でなく、誰といくかが重要ですから!!
これからも、航空会社・パイロット・CAのこと、惜しみなく情報発信してきます。
何か質問がありましたら、TwitterDM・インスタDM もしくは、お問い合わせお待ちしております!
最近は、質問が多いので、お時間かかるしれませんが、必ずお答えしてきます!
では。
おわり。