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おばちゃんにもわかるように解説します。
パイロット&CA夫婦より
パイロット

2%の人しか知らない、パイロットの暗黒生活【元パイロット語る】

こんにちは、かぴ男です。
エアラインパイロットとして、10年間働いてました。

あなたが思うパイロット生活とは、どんな生活ですか?
男の子なら、誰も一度は夢見るパイロット。そして、だれもが憧れるあのカッコいい制服。

いつも乗っている飛行機のパイロットが、暗黒すぎる生活を送っていたら、
どう思いますか?実は、ブラック職業って、知ってましたか?

実は、ほとんどの人が、パイロットの生活ぶりを、勘違いしています。
お金持ち、かっこいい時代は、もう終わりです。

キムタクのドラマでかなり美化されすぎて、完全なホワイト職業の印象が、つよいですが、
実は違います。

なぜなら、実際の僕の経験、周りのパイロットの生活ぶりを元に熱弁するから。

この記事では、実体験をもとに、赤裸々にパイロット生活を告白します。

記事を読み終えたら、もう飛行機には乗れないかもしれませんね。

パイロットを目指してる人は、本当のパイロットの実態を認識し、あなたには耐えられるか、自問してください。

黒は黒でも、暗黒のパイロット生活

制服に身をまとい、颯爽と空港を歩くパイロット。
そこには、皆さんには想像できない生活が待っていた。

この記事では、8つのパイロットの暗黒すぎる真実をお伝えします。

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毎日が、添加物だらけ弁当の早食い競争

パイロットにランチタイムなんて、ありません。なぜなら、ずっと空を飛んでいるからです。ですので、上空では、食事が支給されます。

実は、その食事が問題なんです。
なぜかと言うと、添加物満載で、毎回同じメニューだから。

自動操縦が入っているのもの、外部の監視や無線をやらなければならないので、2、3分で食べなければなりません。味もしなければ、何を食べたのかも覚えていません。

想像 エコノミーの食事、たまにファーストクラスの食事

実際 添加物満載の毎回同じ弁当

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愛する家族と半別居生活

 

現在、妻も子供もいない人でも、想像してみてください。
最愛の妻、最愛の子供たちと、月に15日以上居ません。時には訓練などで、数ヶ月家に帰れないことを。

家族との時間、半年の家族との時間を犠牲にできますか?独身のうちは、色々な場所に泊まって楽しい日々が続くとは思いますが、既婚者には地獄です。生まれたの子供の寝顔さえ見れません。

あなたの人生、何が一番大切ですか?
仕事ですか?お金ですか?夢ですか?
それともかけがいのない家族との時間ですか?

想像 CAと楽しいステイ生活
実際 愛する家族と半別居生活

ステイ先で優雅な生活なら夢のまた夢

よくパイロットの泊まり先のホテルなど、
想像すると豪華ホテルやプールやジムと想像しそうですが、
実際はビジネスホテルです。

そう、みなさんが想像する、そのビジネスホテルです。
そして、何より自由時間なんてほとんどありません。
夜21時にホテル到着したと思ったら、次に日の朝9に出発ってこともあります。

気圧の変化で、体はボロボロに疲れ、馬車馬のごとく働かされます。

想像 リゾート満喫、豪華すぎるホテルライフ
実際 どこにでもあるビジネスホテル

パイロットの年収【元パイロットが語る真実】【口外禁止】こんにちは、かぴ男です。 エアラインパイロットを10年間やってました。 空港で時々見かけるかっこいいパイロット。いまだに高給取り...

味のしないご当地グルメ

外泊先でご当地グルメを堪能できるのはできるのですが、一人でのご飯、もしくは嫌な上司とのご飯になります。そんな状態で美味しいものを食べたとしても、味もしなければ、何を食べたのかも覚えていません。

想像 毎月ご当地グルメを堪能

実際 所詮、一人で食べるご飯の味

高給取りは、もはや昔の話

昔は、送迎にタクシーがついて、給与も良かったのは事実です。しかし、現在ではほとんどの航空会社送迎がなくなり、給与3分2以下になったのが事実です。そして、夢がありません。どんなに頑張っても頭うちの給与なのです。

想像 想像を絶する高給とり

実際 昔の3分の2程度の給与

あなたでもパイロットになれる5つの素質【元パイロット秘伝】こんにちは、かぴ男です。 エアラインパイロットとして、10年働いてました。 パイロットって、雲の上の存在だと、思っていませんか?...

コックピットから見える景色は、そんなに綺麗じゃない。

よくインタビューなどで、
「この景色が見られるからパイロットはやめらない」とか聞きますが、
実際キャビン(客席)から見る景色と何も変わりません。

むしろ、
「あの雲どうやって避けよう」
「他の飛行機とぶつからないかなぁ。」とか、
外部の監視が航空法上で定められるので、
景色を楽しんでいる時間はありません。

想像 コックピットから見える景色は、別世界
実際 客席から見える景色と、何も変わらない

毎年何度も受けなければならない審査と訓練

パイロットの審査や訓練は、
ペーパーテストのように80点以上なら合格ですというものでは、ありません。

シュミレーターでエンジン故障や急病人想定など、幅広く出題されます。
その中から、何がでるかも、わかりません。
その範囲は、莫大なものであり、広辞苑何冊分にもなります。

そして、
何よりある特定の失敗をしてしまうと他がどんなに上手でも不合格となります。

さらに、その問題に考える時間は、1秒か2秒しかありません。
間違えたら、不合格。そんなストレスのかかる職業を死ぬまで続けていけますか?

禿げるのか鬱になるか、どちらが先になります(笑)

ちなみに、毎年2回受けなければなりません。

想像 ルンルン・楽しみ、教習所感覚
実際 落ちたら無職、一かバチかのガチンコチキンレース

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人が人を評価するコックピット 実は体育会系

嫌な上司は、どの会社にでもいるもの。

でも、コックピットで、
その嫌な上司と何時間も一緒に過ごせますか?

そして、人が人を評価するこの世界。
その人が不合格といえば、不合格になります。
その人が黒と言えば、黒と言わなければ不合格になるのです。

そして、そんな人がいても会社は、把握すらしていません。
なぜなら、実際コックピットで何が起きているのか、知るよしもないのです。

想像 大変な仕事は百も承知、全力努力でどうにかなる
実際 努力でカバーできるのはほんの15%、残りは教官・試験官次第。

まとめ

本記事をまとめると、以下のようになります。

  1. 毎日が、添加物だらけ弁当の早食い競争
  2. 愛する家族と半別居生活
  3. ステイ先で優雅な生活なら夢のまた夢
  4. 味のしないご当地グルメ
  5. 高給取りは、もはや昔の話
  6. コックピットから見える景色は、そんなに綺麗じゃない。
  7. 毎年何度も受けなければならない審査と訓練
  8. 人が人を評価するコックピット 実は体育会系

これでも、パイロット目指しますか?何千万という訓練費、費やせますか?
それでもパイロット目指したいのなら、本当に志願者だと思います。

きっと今の話を聞いて、驚いた人も少なくないでしょう。一見、華やかに見える航空業界、実際はドロ臭い世界なのです。僕もその華やかさに憧れて、パイロットになりました。でも、辞めました。なぜなら、暗黒すぎたから。

おわり。

かぴ子・かぴ男
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元CA教官妻(かぴ子)と
元パイロット旦那(かぴ男)の
共同ブログ

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