こんにちは。かぴ男です。エアラインパイロット10年やってました。
もしかして、パイロットの仕事って、ほとんどが空を飛ぶことだと思っていませんか?
実は、違います。
あまり知られていない話なのですが、パイロットの仕事のうち、空を飛ぶことは、1割程度に過ぎません。
「じゃあ、残りの9割は何やってるの?」と声が聞こえてきそうです。
その答えを、本記事ではご紹介していきます。この記事では、パイロットの本当の仕事内容、パイロットの勉強の大変さをご紹介します。基本的には、パイロットになってからの仕事内容になります。
記事を読めば、パイロットの仕事が、どれだけ大変かがわかります。ハゲます・・・
パイロットの仕事は、1割がフライト、残り9割が勉強
ほとんどのお客さまが勘違いするのですが、パイロットは空を飛んでいるだけで、成り立つものではありません。
なぜなら、莫大な量の知識を使って、フライトしています。
その莫大な量の知識を得るには、勉強が必須。
どのくらい勉強すればいいかと言うと、広辞苑数冊分になります。
しかも、毎月のように、変更点があり、それを間違えたら、墜落の危険性もあります。
もう毎日が、命がけのガチンコレース!
実際、僕の現役時代、休み取って勉強したりしてました。
なぜパイロットの勉強は、大変なのか?
結論からいいます。
勉強しても、9割は使わない知識だからです。
パイロットの勉強は、そこまで難しいことはありません。高3位の知識があれば、なんとかなると思います。でも、その量が半端ありません。
例えるなら、パイロットの日頃の勉強は、受験勉強のようなもの。
受験勉強の場合、勉強した量を100とすると、実際にテストに出る問題は、1%以下です。
残りの99%は、テストでは使わない知識となります。
パイロットの勉強も同じで、勉強量を100とすると、フライトで使う知識は1%以下です。
例えば、あなたがパイロットだとして、1つのエンジンが故障した時の手順を勉強したとします。
では、その手順、実際に使う確率知っていますか?
99.9%の人が、使わずパイロット人生を終えます。
もちろんパイロットによって、勉強量が違うので一概には言えませんが、このように、ほとんどの知識は、実際に使うことがないのです。
実際に使うことがなければ、勉強のモチベーションも上がらないですよね。
でも、「もしも」の時があるのでは、勉強しなくちゃいけないんです。
ある意味、効率の悪い職業かもしれません。
あなたは、99%使うことがない知識を、一生涯勉強し続けることはできすか?
使わないから勉強しなくていいのか?
それは、違います。
パイロットの場合、使わなくても、勉強しなくてはなりません。
なぜなら、「もしも」の時があるから。
そう、パイロットの仕事は、「もしも何かあったら対処する仕事」なのです。天気の良い日に、何もなければ、ちょっと訓練すれば、誰でも飛行機を飛ばせます。
でも、急病人や故障など、何かあったら、プロのパイロットでなきゃ対処できません。
まぁ、プロのパイロットでも対処できてない人は、いますが…
ここで余談なのですが、パイロットの仕事で、最も難しい業務の1つとして、「一瞬の判断」があります。
一瞬といして、数秒や数分の考える時間はあるのですが、短時間で異常事態を対処しなくてはいけません。
これね、後から、
「もっとこうした方がよかったんじゃない?」「なんで、こうしなかったの?」って、声が聞こえてくるんですよ。
「じゃあ、お前がやってみろよ!」って、パイロットの心の声を何度も聞いて聞いていました。
わかりやすい例が、「ハドソン川の軌跡」ですね。
つまり、何がいいたいかと言うと、使わない勉強を、一生涯やらないとこいけないのが、大変なんです。
あなたは、一生涯この受験勉強を続けていけますか?
まとめ
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