こんにちは、かぴ男です。エアラインパイロット10年やっていました。
パイロットは、上空で、操縦、無線、CAさんと会話、機内アナウンス、同時に様々なタスクをする必要があります。パイロットって、聖徳太子のように、同時に何個もできると思っていませんか?
デスクワークのあなたなら、メール開いて、資料作成して、書類にハンコ押して、様々なタスクを同時にやろうとしてませんか?
実はマルチタスクをしていたら、一生仕事ができない人で終わってしまいます。生涯、上司に怒られたままでもいいんですか?
結論から言います。
構造上、人間はマルチタスクができません。そう、パイロットも上空でマルチタスクをやっていません。
男性の口コミどういうこと?おいおい!かぴ男!さっき、マルチタスクって言ったじゃねーか!
この記事では、パイロットが上空で、どのようにマルチタスクを処理しているか、ご紹介します。
この記事を読めば、あなたのパイロット適正が上がり、合格間違いなし。デスクワークのあなたなら、明日から仕事が早すぎて、上司からべた褒め。減給は避けたいですよね(涙)
【パイロットが考える】マルチタスク処理の具体的な2つ方法
パイロットは、飛行機の操縦、無線、外部監視、エアコン調整、気圧調整、機内アナウンスなど、上空でたくさんのタスクをこなします。飛行機は、車のように止まれません。
ほとんどの人が、パイロットは聖徳太子のように、たくさんのことが同時にできるんでしょ?!って、思っています。
しかし、これは間違いです。
パイロットも人間。1つのことしかできません。腕も2本しかありません。
じゃあ、どうやって、パイロットがタスクを処理しているのか。僕がパイロットだった時のタスク処理の仕方をご紹介します。
答えは、簡単。
パイロットは、タスクが重なった時に、高速で1つ1つタスク処理をしていくのです。
パイロットの具体的なタスク処理方法ですが、
それぞれのタスク処理方法は、2通り。
- いつまでに処理しないといけないのか?
- 危険性は、高いのか?
不合格の訓練生を見ると、これができない人が多いです。
タスクに合ったタイミングで処理し、タスクに合った優先度(危険性)を瞬時に判断することが、大切なのです。
いつまでに処理しないといけないのか?
つまり、締め切りが近い順にタスクを並べていくこと。
例えば、今月締め切りのタスクがあるのに、来月締め切りのタスクを先にやらないですよね?
パイロットも同じです。降下前に現地の天気を知ればいいのに、上昇中に計器モニターを優先して、天気を聞くことはしません。
↑ちょっとわかりづらいですよね。でも、パイロットの方なら、わかってくれるはず(汗)
危険性は、高いか?
機内火災など、危険性が高いものは、どんなタスクよりも早めに処理しなくてはなりません。
消化もせずに、呑気に機内アナンスで、
「左に見えますのは、エンジン火災です(汗)」とか、アナウンスしているパイロット嫌ですよね?!
まとめ
タスクが発生したら、瞬時に危険性を判断し、締め切り順に頭の中で、順番付けます。順番付けしたら、1つ1つタスクを処理していくのです。
本記事では、パイロットのタスク処理について、解説しました。いかがだったでしょうか?
これから時代、大企業でも黒字リストラが始まっている通り、安定がありません。少しでも、安定を勝ち得るためにも、個の力が必要になってきます。個の力を上げるには、仕事のスピードUPは必須。
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では。
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