こんにちは、かぴ男です。
エアラインパイロットを10年間やってました。
空港で時々見かけるかっこいいパイロット。いまだに高給取りだと、思っていませんか?
将来、パイロットになりたい人、自分の未来の年収、知りたくないですか?
実は、誰でも簡単に、パイロットの年収を調べることが、できるのです。
なぜなら、厚生労働省により、公式発表されているからです。
この記事では、僕の実体験を元に、パイロットの収入について、熱弁します
ここでは、自衛隊、使用事業とかでなく、エアラインパイロットの年収のお話です。
記事を読み終えたら、やっぱりパイロット辞めとこ・・・って、なるかも?!
最新のパイロットの年収 【実際に聞いた話】
パイロットの年収 厚生労働省 公式発表
【パイロットの年収は、1902万。 厚生労働省 公式発表】
年収1902万円が、平成27年の公式発表です。
年収1902万円は、日本国民の上位2%に入ります。
言い方を変えると、上位250万人に入ります。
2%って、聞くと、「すごいなぁ!!」って、思いますけど、
上位250万人って、聞くと、「そうでもないぁ・・・」って、感じですね。
だって、全国大会250万位ですよ。陸上競技だったら、めちゃめちゃ遅いですよね?
ちなみに、日本の年収1800万円以上の所得税率は、40%です(涙)
上記は日本のパイロットの年収ですが、世界のパイロットの年収は、
高くても4000万程度です。
今後、パイロット需要が高まる中、最近では中国がお金で、
世界中からパイロットを集めているのは、有名な話です。
パイロットの給与体系
【パイロットは、実は空飛ぶサラリーマン】
一見、職人気質なのですが、実はサラリーマンなのです。
給与の仕組みは、アルバイトと同じ。
働いた時間だけ給与をもらえるのが、アルバイトですが、
パイロットは飛んだ時間だけ、給与がもらえます。
ですので、体調不良なので、飛べない月は、30%減も
日常茶飯事です。そしてコンビニアルバイトのように、
曜日も関係なく、早朝勤務もあれば、夜勤もあります。
お正月もお盆休みもありません。
実際、僕も、給与の話になると、
「ちょっと時給の高いアルバイトと一緒!」って、冗談で言ってました。
実際のパイロットの年収
【パイロットの年収は、800万位〜3000万位(僕の聞き込み調査)】
かなり幅が、ありまよね?
それは、以下の要因に大きく起因します。
- 会社の違い
- 副操縦士、機長、教官などの役職の違い
- フライトタイムの違い
今回紹介するパイロットの年収は、定期航空会社のパイロットの話です。皆さんが想像するJAL、ANA、スカイマーク、ピーチ、ジェットスターなどの定期便があるお客さんを運ぶ航空会社の話。農薬散布や写真撮影などの使用事業は、含まれていません。
よく勘違いするのが、B747のような大きい機体に乗ってるから給与がいいとか、
国際線飛んでるから、給与がいいとか思うかもしれませんが、実は一緒です。
海外だと、機体サイズによっても、給与が変わるみたいです。
大きい機体でも、国際線でも、給与は一緒。LCCも関係なし。
そんなに高くないパイロットの時給
【時給換算すると、家庭教師並みの時給】
なぜなら、フライト以外にもやることが多すぎるからです。
実際、僕も休みの日も勉強してましたし、試験前は寝れない日もありました(笑)
パイロットになるまでも、ハゲるほど勉強なのですが、
パイロットになっても、死ぬほど勉強です。
その量が、マジで半端ありません。広辞苑10冊分くらいです。
主な勉強として、
- 飛行機のマニュアル
- 会社のマニュアル
- 日本の航空法
- 世界の航空法
- 天気
キリがありません。
航空法だけでも見てみます?ネットで公開されているので、どうぞ!
日本の航空法
しかもですよ、これらのマニュアル、めちゃめちゃ更新があるんですよ!
それを全部おぼえなきゃいけないんです!守らなかったら、法律違反です。
フライトしている時間は、一般のサラリーマンの勤務時間よりも、少なくても、
勉強時間を入れたら、残業しまくりのブラック職。もちろん残業代なんて、ありません。
まとめ
実際の金額は、700万〜3000万。幅があるのは、さまざまな要因があるから。
金額だけ見たら、高いと思う人が多いと思いますが、パイロットの勤務内容からすると、安いのかも知れません。
個人的なパイロットの年収の予測ですが、若干上昇すると思います。
なぜなら、パイロットの需要が今以上に、高くなるからです。
しかし、若干をつけたのは、いつもコックピットに2人必要ですが、
AIや飛行機が発達し、1人でもOKな日がくるからです。
1人でOKなら、単純に半分のパイロットが不要です。
実際、軍用機はバンバン、無人で飛ばしてます。
乗る側としたら、ちょっと怖いですけど(怖)
以上、パイロットの年収のお話でした。
おわり。
いつも楽しくみてます!
友達が赤組の運航乗務員訓練生です。
コロナの影響でまだアメリカに行けず羽田で地上勤務しているそうですが、お給料って普通のパイロットの方くらいもらっているのでしょうか?
ともみさま
コメントありがとうございます!そして、いつも読んでくださり、感謝します。さて、ともみさまの質問ですが、
まず、パイロット訓練生の場合、額面約22万前後。
https://www.anahd.co.jp/group/recruit/ana-recruit/newgrads/pilot/employment.html
https://www.job-jal.com/recruit/requirement/new-graduate04.html
あと、普通のパイロットのお話ですが、これは、会社、副操縦士、年齢、フライト時間で、大きく変わってきてしまいます。
お友達が赤組ということなので、JALグループのパイロットの年収は、平均すると、約2000万です。
記事で、ご紹介してますので、ご覧ください!
https://capilotblog.com/jal-pilot-pay/
また、何か質問あれば、コメントでも、DMでも聞いてください!飛行機のことならなんでも!記事させていただきます!