こんにちは、かぴ男です。エアラインパイロット10年やっていました。
あなたは、毎日どんなホームページサイトをチェックしていますか?
一般のお客さまには、あまり知られていないパイロットの世界。パイロットが日頃、どんなホームページサイトをチェックしているのか知りたくないですか?実は、あまり知られていない特別なホームページサイトをチェックしているのです㊙︎
この記事では、現役パイロットが、日頃、どんなホームページサイトを利用しているのか、こっそりご紹介します。前半はお客さまにもわかりやすいホームページサイト。後半は、マニアック向けとなっています。
この記事を読めば、パイロットの夢に1歩近づけます。そして、飛行機乗る時に、違った目線でフライトを楽しむことができます。
現役パイロットは、100ちかいサイトをチェックしている?!
パイロットは、特にフライト前に、腐るほどチェックしなくてはいけません。
例を上げると切りがないのですが、簡単に言うと、
- 今日乗る飛行機の状況
- 今日乗る飛行機の重さ
- 天気
- 燃料
- 空港・空域の状況
- 搭載する荷物のこと
フライト前以外にも、マニュアルの改定点や、法律などのサイトをチェックしなければなりません。もしも、改定を見逃して、法律違反をしようもんなら、法律違反。罰金・罰則になります。
ちなみに、車に制限速度があるように、空にも制限速度があります。まぁ、空には覆面パトカーは、いませんが(笑)
話を戻すと、パイロットは、数々のホームページサイトを使って情報収集しています。
今回は、ちょっと難しい話になってしまいますので、
- お客様が使えるホームーページサイト
- パイロットマニア用のホームページサイト
に分けます。もちろん、全て無料で閲覧できます。
まずは、お客さまが使えるホームページサイトをご紹介します。
お客さまが楽しめるホームページサイト
プロのエアラインパイロットが使っているサイトの中でも、お客さまとして楽しめるものがあります。今度、飛行機乗る前にチェックしてみると、一段とフライトが楽しめます。
今回ご紹介するのは、以下の3つです。
フライトレーダー24
フライトレーダー24は、アプリの方が有名かもしれません。
簡単に言うと、世界中の飛行機の場所が分かっちゃうサイトです。
見てみるとわかるのですが、めっちゃ飛行機飛んでます。最初見たとき時は、元パイロットの僕でも驚きました。まるで、アリンコ。
パイロットの使い方としては、
- 今日はどの高度が飛ぼうかなぁ〜
- 俺が乗る機体どこにいるんだろう〜
- どのルート飛ぼうかなぁ〜
みたいに使います。
空を見上げたら、飛行機。あの飛行機は、どこ行きなんだろうって、時にも。
デメリットもあります。
それは、全ての飛行機は表示されないと言うことです。公式に発表がないので、正確な数字はわかりませんが、僕の肌感覚ですと、10%くらいの飛行機は表示されません。
LIVE ATC
LIVE ATCは、パイロットと管制官のやり時が、LIVEで聞けます。
英語が得意でないあなたでも大丈夫!日本人パイロットは、日本語英語なので(悲)
余談ですが、日本人パイロットの場合、英語の発音良く喋ってると、「なんだアイツ!生意気!」みたいな雰囲気になります(謎)そして、普通に管制官に英語で喋ったら・・・「管制方式基準に、その英語載ってんの?(怒)」って、言われたこと(謎)まぁ、懐かしい思い出です。
デメリットは、日本全国の空港無線が、聞けるわけではありません。羽田・成田などの主要空港は、聞けるので安心してください。
Aviation Wire
Aviation wireは、主に航空ニュースを扱っています。パイロットは、航空会社のいち社員として、会社のことも気になります。他の会社に転職を考えてみたり、将来の計画を考えてみたり、他社の反省を自分のごとく考えてみたり。
プロのパイロットが使うホームページサイト
ここからは、マニアックな話になります。どこまでついて来れるかで、あなたのマニアックレベルが分かります。
それでは、いきましょう!
フライトお天気
パイロット界では知らない人は、いないんじゃないでしょうか?
ちょっと、古めのサイトですが、情報は最新。パイロットが必要とする、天気の情報は全てここにある!と言っても過言ではないでしょう。
お客さま見ても、わけのわからないものばかり。大丈夫です!たまに、パイロットもわかってませんから!
勘違いしないで欲しいのが、フライトお天気は、あくまでもまとめサイトです。
フライトお天気さんが、情報を発信しているのではなく、パイロットに必要な各ホームページサイトを、1つホームページサイトにまとめています。
気象庁
最近、ホームページに広告載せるだの、載せないだのと話題の気象庁。
天気のことなら、気象庁。当たり前ですね。
AIS JAPAN
AIS JAPANは、ログインが必要ですが、誰でも登録できます。
AIS JAPANは、フライトするのに必須ですね。まぁ、他のサイトも必須なんですけど。
パイロット用語を使って申し訳ないのですが、NOTAMやアプローチチャート、航空路などが見れます。
簡単に言うと、
- 空の道
- 空港周りの飛び方
- 注意すべき情報
が、載ってます。
航空法
パイロットにとっての聖書。今ではネットで、閲覧できちゃいます。
昔は紙しかなかったので、改定ごとに紙の航空法を買ってたっけ。
そんなに読まないくせに。
通達
通達は、航空法と同じ位、重要です。パイロットになるまで、恥ずかしながら通達の重要性わかりませんでした(恥)マニアックな方には、面白いかもしれませんね。
例えば、
- 飛行機に搭載されているライフジャケットの使用期限
- パイロットのアルコール検査要領
- 飛行機の最低強度など
白い滑走路
白い滑走路は、冬に使います。雪が降った時などに、滑走路状況を調べます。
こちらのサイトは、誰が作ったものかはわからないので、参考程度に使われます。
鳳文書林
パイロットなら、1度は誰もが利用したことあるんではないでしょうか。フライトの勉強の道具は、こちらで全て揃います。航空関係の本って、意外と高いんですよね〜(涙)そして、改定が多い!
まとめ
本記事では、現役パイロットが使うホームページサイトについて、ご紹介しました。
まとめると、
- フライトレーダー24
- LIVE ATC
- Aviation Wire
- フライトお天気
- 気象庁
- AIS JAPAN
- 航空法
- 通達
- 白い滑走路
- 鳳文書林
ぜひ、お仕事・ご旅行のフライト前にチェックしてみると、違った空の旅を味わえること、間違いなし!
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