こんにちは。かぴ男です。エアラインパイロット10年やってました。
コロナ禍で、世界中の航空会社が大打撃を受ける中、最近IATAが今後の航空業界の予想を発表しました。
その発表によると、2022年以降の航空業界は…やはり、よろしくありません。
この記事では、IATAの航空業界予想を、徹底解説。記事を読めば、最新の航空業界予想が、身につきます。明日から、会社で上司にドヤ顔できます。
航空業界どうなる?2022年以降
IATAの発表によると、航空需要の予想は、2019年(コロナ前)と比べると、
21年 60%源
22年 40%減
IATAの公式発表は、こちら。
そもそも、IATAって、何なの?って方へ。
簡単に言うと、航空・運輸組織のエキスパートって、こと。
正式名称は、国際航空運送協会(International Air Transport Association)。
で、話を戻すと、2022年の需要でも、コロナ前と比べて、6割しか戻らないということ。
IATAの予想が、仮にあたったとして、
21年 60%源
22年 40%減
23年 20%減?
24年 元どおり?
これ、あなたはどう思いますか?
僕は、悲観的に考えています。つまり、以前のようには戻らないと予想しています。
それには、大きく3つの理由があります。
- 航空需要が戻ったとしても、莫大な借金生活に陥ってる
- 新ウイルスや、テロなどのイベントリストは、常にある
- 航空業界人のモチベーションは、だだ下がり。
1、航空需要が戻ったとしても、莫大な借金生活に陥ってる
以前、こちらの記事でお伝えしましたが、現在、ほとんどの航空会社が借金生活を送っております。
ちなみに、ANAHDの有利子負債の額は、1兆6554億円(最新の決算書より)。
もはや、小さい国の国家予算レベル。
つまり、航空需要が戻り始めて、黒字になったらとしても、今度は借金取り立て地獄。
2、新ウイルスや、テロなどのイベントリストは、常にある
IATAの予想通り、航空需要が完全に戻ったと仮定します。
だからと言って、さらに新しいウイルスの発生、テロなどの危険性は、常にあります。
過去の事例から見ると、
- 2001年 米国同時多発テロ
- 2003年 SARS
- 2008年 リーマンショック
- 2010年 JAL倒産
- 2011年 日本大震災
- 2020年 新型コロナウイルス
もうこれ、オリンピックの頻度並みに、航空業界は大打撃を受けています。
つまり、過去の事例から見ても、またすぐに新しい大打撃が待っています。
3、航空業界人のモチベーションは、だだ下がり。
航空会社の経営が悪くなれば、社員の待遇のが悪くなるのは当たり前。そして、待遇の中で一番気になるのが、給与。
現に、僕のブログで1番の人気記事がこちら。
最近では、またANAパイロットの給与が悪くなりましたね。
何が言いたいかとと言うと、航空会社で働く人がどんどん少なくり、たとえ航空需要が戻って来ても、今度は社員や飛行機がないから、航空会社がフライトを提供できないってこと。
まとめ
ちらほら、航空業界の明るいニュースは聞くのですが、まだまだ実態は、暗いことばかり。
いつになったら、トンネルを抜けることができるのでしょうか。
果たして、このトンネルに出口は、あるのでしょうか?
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