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パイロットなら浮気OK?【JAL】B777とB787混乗フライト

こんにちは、かぴ男です。パイロット10年やってました。

コロナ渦で、世界中でパイロットの需要が減ってるいるものの、長期的には不足するパイロットの数。そんな中、こんなニュースが飛び込んできました。

「JAL、B777とB787混乗可能に」

ここだけの話、パイロットにとって、めちゃ大変です。もちろん、ドMパイロットにとっては、とても嬉しいニュースなのですが、普通のパイロットにとっては、大変極まり極まりなし。正直、僕の中では、またパイロットの魅力が減ってしまいました。

本記事では、「JAL、B777とB787混乗可能に」について、パイロット視点から見る本音について、おばあちゃんにもわかるようにご説明します。

本記事を読めば、パイロットの仕事が今後、もっと大変になることがわかります。

B777とB787の混乗OKとは?

今回のニュースを要約すると、

「JALのパイロットは、B777とB787を1ヶ月ごとに乗り換えOK」

ニュースの詳細は、こちら↓

現状、B777とB787の混乗は、トライアルで実施されています。そして、現時点、限られたパイロットしか、混乗することができません。

混乗できるパイロットの要件

  1. 機長であること
  2. 当該機種で技能審査を2回以上受けていること
  3. B777のライセンスを所持していること
  4. B787のライセンスを所持していること
  5. B777からB787に移行後、20レグ50時間以上飛行していること
  6. JALでは最短1ヶ月ごとに機種変更が可能

そもそもパイロットって、どうやって乗る飛行機が決まるの?

簡単に言うと、パイロットは1機種にしか乗れません。そして、乗りたい機種も選べません。機種を変更するには、新しい免許を1年くらいかけて取り直します。元々ライセンスを持っている機種でも復帰するのに、数ヶ月かかります。

詳しくは、こちら↓の記事で解説しています。

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混乗パイロットのデメリット

「家族やプライベートより、飛ぶのが好き!」と言う人は、混乗パイロット(MFF(Mixed Fleet Flying)は、良い制度でしょう。

しかし、ほとんどのパイロットは、家族やプライベートも充実させたいはず。そんなパイロットにとっては、デメリットでしかありません。

理由1 乗務時間が増える

コロナ渦を例に取ると、B777のパイロットは仕事時間が減り、B737のパイロットは仕事時間が増えました。状況によって、逆にもなり得ます。つまり、機種の需要によって、パイロットの仕事時間が増減するのです。何が言いたいかというと、需要が減った機種のパイロットは、有給が取りやすかったり、勉強やプライベート時間に費やせるのです。

しかし、混乗パイロット(MFF(Mixed Fleet Flying)は、どうでしょう。こちらもコロナ渦を例にあげます。B777の需要は、激減してました。本来なら、B777のパイロットは、暇になるはずです。しかし、「B777は暇だから、B787へ行ってくださーい」って会社に言われるのです。そうすると、有給が取りやすかったり、勉強やプライベート時間に費やせる時間は、今まで通りありません。会社からしたら、暇な人材を出さなくて済むので、ラッキーです。

理由2 勉強時間が増える

ただでさえ勉強時間が多いパイロット。B777とB787の免許を持ってるとは言え、乗務前には必ず勉強しなければなりません。なぜなら、マニュアルの変更がかなりあるからです。1機種だけでも、マニュアルの変更を追うのに大変なのに、2機種ともなると、めちゃ大変です。

B777とB787がいくら類似機種だからとは言え、簡単に乗り換えできるわけではありません。国産車から外国車に乗り換えするとは、わけが違います。外国車に乗り換えただけで、多くの人がウインカーとワイパーを間違えるのに、パイロットがB777とB787の乗り換えで、間違えないわけがありません。

さらに言うと、JALの場合、B777とB787と言っても、派生型を保持しています。

【JALのB777の派生型】

  • B777-200ER
  • B777-300ER

【JALのB787の派生型】

  • B787-8
  • B787-9

つまり、4機種を熟知してないといけないのです。「操縦桿を引けば上昇、操縦桿押せば下降」という操縦という意味では、どの飛行機も一緒です。そして、B777とB787がいくらシステムが似てると言っても、数字は全く違います。1機種ごとに100個以上ある数字を、1ヶ月ごとに勉強してなくてはなりません。

理由3 間違えが増える

人間覚える数が増えれば増えるほど、間違う数が増えるのは当たり前です。そして、パイロットの場合、間違え=墜落を意味します。

まとめ

パイロットは、飛行機の操縦を愛する人、家族やプライベートよりも操縦が好きと言う人にとっては、素晴らしい職業です。しかし、あなたが、そうでなければ、地獄の仕事となります。詳細については、こちらで魂込めて書いてあります↓

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