こんにちは、かぴ男です。エアラインパイロット10年やってました。
最近コロナの影響で、航空会社がやばいことは、誰もが知っています。いつまでも航空会社を華やかだと思っていたら、マジでやばいっす。実はこれからの航空会社、飛行機を飛ばさないかも知れません。
ANAが大規模な大構造改革を発表しました!ニュース記事は、以下↓
コロナ渦で、あなたの生活が180度変わったように、大赤字のANAも大きく変わろうとしています。もはや、航空会社も変化をしいられる時代なんです。
ANAグループの従業員、ANAに就職したい人、めちゃめちゃ不安じゃありませんか?だって、ANAが航空会社からIT企業に変身する日は、そう遠くないかもしれません。
この記事では、ANAの事業構造改革のニュースを元パイロットの僕が、徹底解説します。この記事を読めば、ANAの将来が不安なあなたも、安心して生活をおくれるようになります。
ANA 非航空事業の強化
今回のニュースを超簡単に言うと、
もう飛行機使って稼げないから、アプリ使って稼ぐことに決めたよ!ってこと。
つまり、今まで飛行機を使って、路線拡大したり、飛行機のサービスをアピールしたり、お客様から頂く“航空券代”で、ANAは稼いで来たけれど、もう”航空券代”に頼らず、他の事業でお金稼ぎますってこと。
ANA自身、気づいちゃってます。この先、もう飛行機飛ばしても、儲からないことを。
少し難しい話になってしまいますが、そもそも航空会社というものは、あまり儲かりません。なぜなら、経費がめっちゃかかるからです。簡単にいうと、お客様からチケット代を頂いても、人件費、飛行機購入費、システム管理費などの必要経費が莫大で、手元に全く残りません。詳しい内容を知りたい方は、日経新聞のホームページで企業情報みてください。
ここからは、僕の予想ですが、ANAの航空事業は、衰退の一方です。なぜなら、コロナ渦で人々に埋め込まれた恐怖は、一生脳裏に焼き付いています。大震災の恐怖が、一生消えないように。それに加え、今まで飛行機移動していた人も、「飛行機使わなくても仕事できるじゃん!」って、気づいちゃいました。飛行機移動がなくなれば、お金も、時間も、労力も節約できます。あなたは、成果が同じなのに、無駄なお金、時間、労力を使いたいですか?楽して、お金残したくないですか?
【航空会社がこれから儲からない3つの理由】
- 「飛行機出張しなくても大丈夫じゃん!」って、世の中が気づく。
- 航空会社の儲けは、微々たるもの。
- 感染症への恐怖心は、一生消えない。
昔は華やかだった航空会社のイメージは、コロナ渦中で大打撃を受けた今、もう存在しません。こらから先、現状維持や衰退はあっても、成長は見込めません。
元パイロットの僕が、もう一度、就活生になったら、絶対に航空会社には勤めません。
しかし、航空会社でどうしても働きたい人はいるでしょう。お金、時間、労力を犠牲にしても、「飛行機の近くにいるだけで幸せ」と思える人だけが、航空会社に務めるべきなんです。
まとめ
本記事では、ANAの構造改革ニュースについて、解説しました。
航空会社は、感染症、テロ、自然災害にとても弱いです。しかし、約10年に1回は何かしらやってきます。例えば、SARS、同時多発テロ、東日本大震災など。その度に、航空会社は、給与減らしたり、解雇したり、経費を削減します。華やかに見える一方、とても不安定な業界なのです。
これからも、航空会社・パイロット・CAのこと、惜しみなく情報発信してきます。
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最近は、質問が多いので、お時間かかるしれませんが、必ずお答えしてきます!
では。
おわり。